2006年06月24日

コンタクトレンズ屋歴3年。

給料日後の土曜日。お客さんも多い。
ただひたすら検査をまわしていく。
検査の内容は作るレンズやお客さんの要望によってちがう。

ここ最近は使い捨てレンズ利用者がどんどん増えている。
使い捨てレンズのメリットは、なくしたりやぶれたりしても、スペアがすぐあるというところ。
ソフトレンズなので着け心地も良いのも人気のひとつ。
そして一回の購入分のコストが安いこと。
ただ、売る側としては利益率が低くなるのがデメリットでもある。
ハードレンズや使い捨てじゃないソフトレンズの一枚の値段はだいたい¥10000前後。両眼買うと¥20000くらいになる。
使い捨てレンズは1箱だいたい¥2000〜3000くらい。
使い捨てレンズを買う人がたくさん来るよりも、ハードや使い捨てじゃないソフトを買う人がたくさん来る方が売上がよくなるというもの。

しかもうちの店は眼科の先生の方針で、同じレンズを買う場合でも毎回検査と診察が必要になっている。
今は使い捨てで前と同じレンズなら1年間は窓口で検査、診察なしで買えるお店が多いらしい。
さらにはネット通販でも手に入る世の中らしい。
そこらへんは厳しい法律とかはないらしい。
だから窓口で買えるほうが診察代がかからないし、ネットだと値段も安いらしい。
たしかにレンズそのものは同じ物だから安くても悪いものとかではないし。

でも、コンタクトレンズは心臓ペースメーカーとかと同じ高度医療機器。
目の中に直接入れるものだから、診察なしで買えるのはちょっと怖いと思う。

実際、レンズを買いに来て診察を受けたら目に傷が入ってて装用中止になったり、別の目の病気が発見されたりする人もいるし。

でも買う側の人間からしたら、なるべくお金をかけたくないという人がやっぱり多いから、そういうお店にお客さんが流れていってしまうのがうちのお店の悩みでもあるようです。

そんなこんなあるけど、実際、何回も同じ使い捨てレンズを買いに来ている人の検査というのは簡単な検査ですむから、検査員としては細かくレンズのサイズを合わせたりするハードレンズ再作者や、細かい度数合わせが必要な遠近両用レンズ希望者や、初めてコンタクトを作りに来た人とかの検査よりも使い捨てレンズを買い足しにくる人の検査の方がラクですきだったりする。
・・・こんなこと言ったら怒られるけど。


そして土曜日の昼下がり、使い捨てレンズの買い足しにきたお客さんの検査をしていた時のこと。

視力もいつもどおり変わりなし、あとは診察を受けてもらっておしまい、というときに、
「わたしはずっとこのレンズを使ってるんですけど、他に何かいいのあったりしますか?」
と言われたので、正直さっさと終われる検査だったのにめんどくさいなぁとか思いながらも(ごめんなさい)レンズの説明をしました。

その人が今使っている1日使い捨てレンズで他のメーカーのレンズを紹介したり、このレンズの特徴はこうとか、最近出た新商品はこれとか、いろいろ説明しました。
結局その人は今使っているレンズがいちばん合いそうということでレンズは前と同じので変わらなかったけれど、お客さんが
「わたしは高校生くらいのときからここのお店でずっと同じレンズを買ってるけど、あなたがいちばんくわしかったです、ありがとう。」
と言いました。
その人はだいたい30歳くらい。たしかにずっとこのお店でレンズを買い足している様子。
他のお店の検査員がどのくらいの知識をもって検査しているのかはわからないけれど、うちのお店の検査員は自分と同じように勉強して、同じくらいの知識を持っていると思っているので、
「そんなことないですよ、たまたまお客さんがわたしに聞いてくれただけです。」
と言いました。
うれしかったけど、実際そうだと思うし、一応謙遜してみました。

そしてなんか照れくさかったので意味もなくカルテをパラパラとめくって前のページを見ていました。

そしたら、わたくし2年くらい前に一度その人の検査したことがありました・・・。
そして正直に
「あ、わたし2年前にも検査したことありますね、その時はくわしくなかったのかな。あはは・・」
と言いました。
お客さんは
「あははーでもそれからいろいろたくさん勉強されたんですね。社員とかですか?もう3年も勤めてるんですね、がんばってるんですね、あはは。」
と言ってくれました。

・・・ナイスフォロー。
よろこんでもらえたならそれで満足です。
もっとがんばりまーす
posted by アキヨ at 23:47| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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